2014年8月17日日曜日

ウィーンの旅 PartⅠ② 2012年11月21日 二人旅

さて、ウィーン滞在2日目。
夕方のシェーンブルン宮殿でのディナーと演奏まで、自由行動。
ガソメーターとクンストハウスに行きたい私。
マツは美術館に行ってみたい。
夕方ホテルで待ち合わせにしようかという案もでましたが、
やはり二人で行動することに。




地下鉄U3線でガソメーターへ行きました。
行くまでに迷いました。ホテルが地下鉄の駅から遠いため。
2回目に行った時のシュテファンプラッツからなら
U3にもスイスイでしたのにね~。
知らない土地は、やはり交通の便のいいところに泊まるべきですね。







ともあれ、見てみたくてしょうがなかったガソメーター。
行けて良かった!







ここは、普通のガイドブックには載っていません。
たまたま、ネットでウィーンを調べていて、
ウィーンの建築協会のHPに載っていて知りました。







元はガソメーターというくらいですからガスタンクですよね。
現在中がどうなっているのか今一わかりませんが、
お店やオフィスとして使われている部屋はみえました。
この斜めに寄りかかっている建物は何でしょうね?






ビルのところどころにガスのメーターが付いています。
まさに、ガソメーター?








ガソメーターの内部に入るドアが見つからず、
こうして周りを見てまわりました。
対面に奇をてらった住宅があります。







どう見てもトウシロ的には
いいとは思えない住宅でした。
って、太陽出ていなかったことも影響有るかな?







ガソメーターがそもそも凄いので、
何を持って来ても太刀打ちできないって事はあるかも。
一体どんな住宅なのかとバルコニー側に回ってみました。







住民の為の小さな公園もあります。







ま、何であれ、ウィーンの建築って変わっています。
建築は時代を作るものだそうです。







一通り見終わって駅に向う道の向こうにシネコンのような建物が建設中。
この辺、人口少なくありません。
沢山の人に出会いましたから。









さて、ガソメーターの次に見たいのが、
クンストハウス。
方角的にはこちらでいいと思うのですが、
到達しません。








almost だったんです、実は!
2回目の時この大きな教会通りましたから。









街ですれ違う若い学生と思しきに
道を聞いてもわからずじまいで、
結局ウィーンの中心地シュテファンプラッツに来ました。







この時、シュテファン寺院が
ウィーンの中心だとはツユ知らず、
たまたま発音しやすかった駅名だったので
来てみたという感じでした。






しかし、来てみてビックリ。
観光客がいっぱいいるし、
なにやら凄い建物があるし、
賑やかだし・・・
アドルフ・ロースのハースハウス。









シュテファン寺院の周りは新旧の建物だらけでキョロキョロ。
まさにおのぼりさん状態。
ここがウィーンの一番の中心だったなんて
勉強不足でな~んにも知らなかった。








左の道を行けばケルントナー通り
ウィーン一の繁華街







こちらはグラーベン。
堀という意味の通りとか。
まっすぐ行って左に折れると王宮に出ます。








4つ角の後一つの通りを見てみる。
特に何かありそうな様子はない・・
実は、Royal Hotelという看板があります。
ウィーン2回目はこのホテルに泊まることと相成りました!








ぽっと出は何も考えません。
せっかくシュテファン寺院に来たんだから、
中見れば良さそうなものの、外側ばかりみて、
これからどっちの道を行こうかと思案するばかり。









で、結局このクリスマス飾りが付いている通りを
行ってみようかと歩き出す。
グラーベンでした。
ただの感で歩いたけど、ビンゴ!
左手手前から2番目の黄色い建物は、
オットー・ワーグナーがアンカー保険会社の
ために建てた、アンカーハウス。







行く先々に色々ある。







クリスマスカラーの飾り付けがあったり








あ、これは!








ペスト記念碑
1678年~9年にかけてウィーンを襲った
ペストが去ったのを記念して建てられた。
どのガイドブックにも出ているのでびっくり!









ちらりと道の右手をみると・・
ウィーン最古の教会ペーター教会
修復中








そして、対面は万年筆のモンブラン










通りを馬車が横切りました。
ウィーン名物のフィアカー









さて、グラーベンの突き当たりに面白い建物が3つ。
真ん中の下で女性像が柱となって支えているのは、
ウィーンのカフェにコーヒーを提供している
ユリウス・マインル。
地下にデリカテッセンがあるって!
ここも工事を始めていた。









で、突き当りを左に曲がると王宮が見えます!
ここはコールマルクト通り。








本屋さんあり!
なんとMANZ
アドルフ・ロースの設計
とっても気に入っちゃった~!









因みにMANZ書店の上はこんな感じ。










王室御用達の銀食器屋さん









赤と白の旗が立っています。
この辺にショパンが住んでいた家と
ハイドンが住んでいた家が有るとか。
そのどちらかでせうか?










ダグラス
何のお店だったかな?
とにかく王宮に裏庭的通りなので華やかです。









遂に出てきました!
王宮。ブルグ。
綺麗ですね~、バロック建築!









こちらは、王宮裏手のミヒャエル門のあるミヒャエル広場
左手の建物に赤白の旗あり。
その前にパンチ売りの小屋?










実はここミヒャエル教会です!
ミハエル、見てるかしら~?









広場の中心に何か掘りがあります。
でも、この時は、目の前に現れた王宮に
気をとられ、全然気付いていませんでした。
正体は、Part2で明かしますね。(^_-)-☆









左からぐる~っと見回しています。
バロック建築って綺麗ですよね~。








そうして、小路を挟んで建ってるこの建物の1階!








ウィーンの老舗カフェの一つ。
グリーンシュタイドル。
でも、1世紀のブランクがあり、
1990年に再開されたそうです。
この右手の小路ヘレン小路を行くと
これまた有名なカフェ・ツェントラルもあるって。







そうして、一巡して、これが、何と、
1910年に建てられた建築史に残る、
アドルフ・ロースのロースハウス。
「装飾は罪悪」と言い切ったロースの処女作。

3階以上の窓にひさしなどの装飾が無いこのファサードを
当時の人は、「眉の無い建物」と揶揄。
皇帝もこの建物を嫌い、ミヒャエル門からの
お出ましをやめたという伝説もある。








では、ミヒャエル門から中に入ってみます。









 白亜の宮殿といいますが、
金も忘れていませんね。
さすが、王宮!









先ほどの緑のドームの様子。
東京駅の復刻ドームもこの頃だったかな?
なんでも比較する私。








ドームの下、こんな風です。
何を見ても素晴らしい!








さて、門をくぐって出てきたのは・・・








1913年まで工事が続いた新王宮に対し旧王宮。
正面が皇帝の部屋とシシー博物館。
右手も見学できて、銀器コレクション。
入り口は、右手の赤い旗のある所。
手前の白いポールは、夏場のカフェのパラソル。
像は皇帝フランツ2世。








こんな感じです。
ホーフブルク。王宮。






緑のドームの下の黒い門が通ってきたミヒャエル門
ここは見ての通り車が通ります。
銀器コレクション・シシイ博物館・皇帝の部屋および
シェーンブルン宮殿見学ひっくるめてのシシイチケットがお薦め。
有効期間1年あります。

アチクシは、2回目の時それを買って、
銀器コレクション見ただけ。(ーー;)








ハプスブルグ家の紋章?
双頭の鷲?







デジカメが無かったら、この辺は見えなかったかも。
そうそう、イマちゃんは海外旅行に
双眼鏡持って行くって言ってたなぁ。









そうして、先の中庭を抜けて出てくると、
これが新王宮。1913年まで工事をしていたとか。








さすがにこちらになると広いです。








カール大公騎馬像









遠目ですが、新王宮の正面は
トルコ軍撃退に功の有った
オイゲン公騎馬像。
あ、こちらの建築はバロック建築ではありませんね。
ゴットフリート・ゼンパーとカール・ハーゼナウアーの
基本プランに基ずくネオバロック様式だそうです。

中色々な博物館になっていてオイゲン公の像の後ろが入り口。
新王宮博物館と美術史博物館有効のコンビチケットがあるようです。
失敗した!










さて、新王宮広場前をつっきってブルク門








門の前の通りブルクリンクを渡ると
美術史博物館と自然史博物館があります。
中央のマリアテレジア広場にはクリスマスの準備小屋。








さて、疲れたので路面電車トラムの乗り場へ。
これは消火栓でせうか? パチリ!








すると、トラムの窓からかの有名なこれが見えたのです!








昨日ベンツの窓から見えた、カールスプラッツ駅舎。
オットー・ワーグナー。
これをネットで見たときは衝撃的でした。
これが見たくて、ウィーンに来たようなもの。
あ、左に階段あるんだ!
だよね~、現役の駅舎だもの!







この建物と対なのが・・









あちらに見えるあれ。
ユーゲントシュティル。
1898年Sバーン駅の入り口として建築。











アーチ型の屋根に金色の装飾。
白い壁と緑の鉄骨のコントラストが美しい。
1対をなす建物のうち、ひとつは
ワーグナー展示室となっている。
え! そうなの! (@_@;)










ドアの開いているこちらから中に入ってみたけど、
すっごいロックの音楽がしていて
何かハードロックのカフェなのかとそれ以上行かなかった。(ーー;)
失敗した!









これが金色の装飾とアーチ型屋根ですね。
地下鉄U4の駅舎は白と緑で統一されていますよ。









こちらが展示室みたい。
毎月第一日曜日は無料だそうですよ。










こういう装飾
見れて良かった!(^_^)v









そうして、辺りも見渡すと、
万歳しているようなバロック様式の教会!
カールス教会でした。







さて、地図で確認するとこの近くに楽友協会があるはず。
どの建物かと撮りまくる。
あれは、芸術家の家。修復中。







あちらの後ろはホテルでしょう。
地図があってもドイツ語だとわからないんですよ。










これは、カールスプラッツにあるウィーンミュージアム
後で、トイレを借りに中にはいりました。









キョロキョロして地元っ子と思しき学生?に
聞いたら、目の前のここだった!
わぁ~!







ぐるっと回って見た!







近すぎて正面の右半分。






これが、さっき見た正面。
後でわかったけれど、冬場は正面玄関の上に
雪よけの屋根がでるようです。









正面の左手








角を曲がった。







ここがどうやらチケットなどのオフィス入り口らしかった。
恐る恐る入ってみた。
「いらっしゃいませ~、こんにちは~」
なんて一言も言わない、オバチャン達が
ギロっとこちらを見た。








あ~、怖かったけど、一人じゃなかったから、
一応中の様子を見れた。
こちらはほんとにチケットだけのオフィスなので
ロビーだとか何もない。

出てきての通り。右手リングホテルの裏かな?







さて、ここまで来たら、クリムトのセセッション
分離派開館に行かねば、ということで
またカールスプラッツ駅のほうへ行く。








この辺の緑の公園内を突ききって行けば行ける。
だ~れの像?







はて?








工科大学










遂に、目指す分離派会館が見えてきました!









おぉぉぉぉ~~~!
生憎もう陽が暮かけている?
単に雲っていた?
今となってはわかりません。








この頃、デジカメのバッテリーが
少なくなっていたんだったかな?








あんまり観光客がいなくて
拍子抜け。









瓶の下に亀。
あ・・瓶じゃないか・・










メデューサのような女神3像?
右の人、メリル・ストリープ?








チケット売り場やお土産ショップとういより
クリムトらの書物を置いてあるショップ。
おそらく美術系学校の学生バイト。
入場料も安かった。5ユーロ。
当時は500円ちょっと。








模型
入場者少ない。
これをじっくり見ている人も少ない。







地下にクリムトはこんな風に壁画を描きました、
の説明やら動画がある。
有名なクリムトの壁画は撮影禁止。
バイトの女の子がスマホやりながら
撮影者をチェックしている。
タルイバイト。
壁画について説明するでもない。
1人、背広を着た少し歳の行った男性がじっくり壁画を見ていた。
ここはキチンと壁画の事を知った上で見に来ることお薦めします。
って、ま、見てから調べても遅くはないか・・?








さて、その後、オットー・ワーグナーの郵便貯金局へと
行きましたが、私のデジカメはバッテリー0。
更に、マツは貯金局じゃなく、葉書を出したいとの事で
裏手の郵便局の方へちょっと行ってくる・・
で、待てど暮らせど戻って来ない。

二人とも大人なので、別々にホテルに戻り、
夜のシェーンブルン宮殿コンサートに間に合わせました。
ここは、コンサート前のレストラン。







4人のカルテットによる演奏は良かった。
でも、バレエダンサーのうちの男の人は
盛りをすぎてメタボでみにくかった。

ここ、実はシェーンブルン宮殿のオランジェリ。
かつて何度もここでパーティをひらいたという
植物園てか、オランジェリです!
この時は、ここどこ? でした。
真っ暗で何処をどう歩いたのか
周りが見えなかったのです。







2回目にシェーンブルン宮殿を探索して
わかりました!
こちらオランジェリの昼間の様子。








この黄色い建物。
中を覗くといっぱいの植物。










でも、シェーンブルン宮殿のオランジェリでの
コンサートはまさにこの建物の中で行なわれるんです。
昼間オランジェリに訪れる観光客なし。

ウィーン、見逃したところがいっぱいで
あまりに心残りだったので、翌年しっかり
下調べしてもう一度きました。
その様子はまた、Part2で報告しますね!




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